山樹建装では、日本の歴史的建造物の保護・再生に寄与するため、社寺の外壁塗装やリフォームなどの補修工事を行っています。
歴史的建造物を維持するためには、古い材料の補修や設備の交換だけでは不十分な場合があります。建材に劣化が見られれば新しい材料に交換して耐久性を向上させたり、耐震性に不安があれば耐震ボードを入れたりといった工夫により、建築当時より強い建物に修復しています。
温故知新をモットーに、古き良き文化を守りつつも、現代の建築技術を採り入れて伝統の継承に尽力いたします。
世界文化遺産に登録されている1400年以上の歴史を持つ厳島神社。その見所のひとつである大鳥居(おおとりい)【重要文化財】の塗装工事です。海面にそびえる朱塗りの大鳥居は、高さ16m、重量は約60トンあり、主柱は樹齢500~600年のクスノキで作られています。あたかも根元は海底に埋められているようですが、松材の杭を打って地盤を強化し、箱型の島木の中に石を詰めて加重してあります。作業は細心の注意を払い、干潮の際の足場作りにはじまり、塗装工事は船を渡しての作業となりました。
- 熊野那智大社
- 宇太水分神社